ベトナムのホーチミン市を訪れたら、一度は食べておきたい名物料理の一つが「バインセオ(Bánh xèo)」です。今回は、市内で最も有名なバインセオの専門店「バインセオ46A」に行ってきました。
シンチャオ、ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム学部3年生のあらふねです。このブログは、YouTubeチャンネル「お皿の上のアジアch」と連動して、ベトナムのローカルグルメを紹介しています。今回は、ホーチミン市中心ピンク教会で有名なタオディオン教会の近くからお届けします。
バインセオとは?
バインセオ(Bánh xèo)は、ベトナムの代表的なローカルフードで、米粉・ターメリック・ココナッツミルクを使った薄いクレープのような生地に、海老・豚肉・もやしなどを包み、カリッと揚げ焼きにした料理です。「バイン(Bánh)」は粉もの料理、「セオ(Xèo)」は焼く時のジュージューという音を意味します。ベトナム人には、あの音が「セオセオ」と聞こえるというのも事前に知っておきたい豆知識ですよね。
バインセオは南部・中部・北部など、地域によって材料・形状が異なります。ホーチミン市を含む南部のバインセオは特に大きめで、野菜と一緒に巻いて食べるのが特徴です。一方で、上記の写真のように中部のバインセオは手のひらサイズで、海鮮がふんだんに使われるのが特徴です。
「バインセオ46A」とは?
バインセオ46Aは、ホーチミン市中心部に位置し、地元の人だけでなく観光客にも大人気のお店です。2024年にはミシュランの「ビブグルマン」に選ばれ、その味が世界的にも評価されました。
このお店では、バインセオだけでなく、生春巻き・揚げ春巻き・揚げたソフトシェルクラブ・ボーラーロットなどのベトナム料理も楽しめます。
ベトナム語 | 日本語 | 価格 |
Bánh xèo | バインセオ | 110,000ドン |
Bánh xèo đặc biệt | 特製バインセオ | 180,000ドン |
Chả giò | 揚げ春巻き | 170,000ドン |
Bì cuốn | 豚皮の生春巻き | 120,000ドン |
Gỏi cuốn | 生春巻き | 180,000ドン |
揚げ春巻き・豚皮の生春巻き・生春巻きは、1皿10本です。最小で5本から注文できます。
実際に注文してみた!
今回注文したのは、お店の名物「特製バインセオ(Bánh xèo đặc biẹt)」です。見た目はとても大きく、黄金色の皮がパリパリに焼かれています。中華鍋で作っているので、大きさはそれとおおよそ同じです。
中を開くと、ぷりぷりの海老と豚肉、たっぷりのもやしが詰まっています。また生地の玉のように見えるのは、緑豆です。この「特製」バインセオは、具材の豪華さがポイントのようです。
バインセオの食べ方は、好きな大きさにカットし、からし菜などの葉野菜に包んで、甘塩っぱいタレ(ヌクチャム)につけて食べるのが基本。野菜はおかわり自由なので、遠慮せずたっぷり食べられるのも嬉しいですね。もし野菜を追加したい時は「ラゥテム(Rau thêm)」と伝えましょう。
気になるお値段とサービス
バインセオはボリュームがあり、大人2人で1枚をシェアしても十分な量でした。価格は少し高めに感じるかもしれませんが、ミシュランに選ばれたことを考えると納得のクオリティです。屋内でも食べることもできますよ。
また、お店の敷地内には手洗い場も完備されています。メニューの価格は税込みなので安心して注文できます。店員さんのサービスも丁寧で、観光客でも気持ちよく食事を楽しめます。
まとめ
「バインセオ46A」は、ホーチミン市でバインセオを食べるなら一度は訪れたい名店です。香ばしく焼かれたパリパリの皮、たっぷりの具材、そして新鮮な野菜と一緒に楽しむバインセオは絶品でした。ホーチミンを訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
店舗情報
店名: バィンセオ46A (Bánh Xèo 46A)
住所: 46A Đinh Công Tráng, Phường Tân Định, Quận 1, ホーチミン市, ベトナム
営業時間: 月曜日~日曜日 10:00 – 14:00 / 16:00 – 21:00
提供サービス: イートイン, テイクアウト, 宅配
連絡先: +84 28 3824 1110