ベトナム・ホーチミン市には数多くのグルメスポットが点在していますが、今回ご紹介するのは、ピンク色の外観で有名な「タンディン教会」近くにある、タンディン市場のカエル粥の専門店です。
ホーチミンには無数の屋台や食堂がありますが、このお店は夜のみ営業という、まさに“隠れた名店”。そんな夜限定のカエル粥を求めて、今回足を運びました!
いざ、カエル粥の聖地へ!
ホーチミン市一区北部に位置するタンディン市場のすぐ近く、このカエル粥のお店は夜になるとひっそりと店を構えます。日曜は19時、それ以外の日は18時半から料理の提供が始まります。営業開始と同時に多くの地元の人々が押し寄せ、すぐに満席になるほどの人気ぶり!
メニューはシンプルで、カエル粥のみ。しかし、オーダー時に「辛いのと辛くないの、どっちにしますか?」と聞かれます。初めて訪れるなら、辛さ控えめのものを選ぶのもアリ。
カエル粥、いざ実食!
注文してしばらくすると、熱々のお粥とカエルの煮込みが運ばれてきました。まず目を引くのが、カエル肉の見た目。一見すると鶏のささみのようですが、よく見ると皮の部分が特徴的で、「あ、やっぱりカエルだな」と実感。
お粥はしっかりとした米粒の食感を残しつつ、程よいとろみがあり、出汁の風味がしっかり感じられます。カエル肉は、鶏のささみともも肉の中間のような食感で、ジューシーで旨味たっぷり。味付けはオイスターソースベースで、親子丼の卵を入れる前のような味わい。
サイドメニュー「シカクマメ」も絶品
お粥と一緒に提供される野菜「シカクマメ」。日本ではあまり馴染みがないですが、ベトナムでは一般的な食材です。キャベツの芯のような食感で、カエル肉の煮込みと一緒に食べると、その甘みとシャキシャキ感がアクセントになります。
カエル粥の魅力と唯一の欠点
カエル粥の魅力は、なんといってもその味の良さと栄養価の高さ。ベトナムではカエル肉はスーパーでも手軽に買える食材で、低カロリー・高タンパクなヘルシーフードとして人気があります。
ただし、唯一の難点は「小骨が多い」こと。食べるたびに骨を取り除くのが少し面倒ですが、その分、しっかりとした食感を楽しむことができます。
まとめ
ホーチミン市には数多くのグルメがありますが、タンディン市場のカエル粥はまさに一度は食べるべき一品。独特の食感と濃厚な味わいは、クセになること間違いなし!
「カエル料理なんてちょっと…」と思う方もいるかもしれませんが、実際に食べてみると驚くほど美味しく、鶏肉に近い味わいで抵抗感がなくなります。
ホーチミンに訪れた際は、ぜひこの夜限定の名店に足を運んでみてください!
店舗情報
店名: Singapore Frog Porridge (Cháo Ếch Singapore Tân Định)
住所: 336 Hai Bà Trưng, Phường Tân Định, Quận 1, ホーチミン市
営業時間: 月曜日~土曜日 18:30 – 1:30 / 日曜日 19:00 – 0:00
提供サービス: 店内飲食・ドライブスルー・非接触デリバリー
連絡先: +84 934 797 989