ベトナムの日系外食チェーン「すき家」で限定メニューを食べてみた

ホーチミン市には、日本の牛丼チェーンが3つ進出しています。今回は、ベトナムのすき家(Cơm Nhật Sukiya)で限定メニューの東京ラーメンを食べてきました。

お店の行き方・探し方

シンチャオ、ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム学部3年生のあらふねです。このブログは、YouTubeチャンネル「お皿の上のアジアch」と連動して、ベトナムのローカルグルメを紹介しています。今回は、ホーチミン市内の日系外食チェーン「すき家」のベトナム限定メニューをレビューします。

ホーチミン市には、日本の牛丼チェーンが3つ進出しています。その中で、最も多くの店舗を展開しているのが「すき家」です。2025年1月現在、ベトナム国内で23店舗を運営しています。今回訪れたのは、ホーチミン市3区のPasteur通りにある「すき家」です。Googleマップで「Sukiya」と検索すれば、最寄りの店舗がすぐに見つかります。

注文方法とサービス

ベトナムのすき家では、テーブルのQRコードをスマートフォンで読み取り、オンラインで注文を行います。店内にはWi-Fiが完備されており、ウェブサイトも日本語に対応しているため、日本人観光客でも安心して利用できます。

牛丼の注文時には、日本と同様につゆだく・つゆ抜き・ネギだくなどの細かいカスタマイズが可能です。さらに、メニューの選択時には単品であっても必ずセットを選ぶ必要があります。支払いは後払い制で、レジでの会計となります。

メニューの種類

すき家のメニューは豊富で、牛丼・焼肉丼・ラーメン・カレー・サーモン丼・唐揚げ・豚丼などが提供されています。ただし、日本で人気の「マグロユッケ丼」は提供されていません。

  ベトナムドン 日本円
(1円=170円)
牛丼(並) 54,000ドン 317円
焼肉丼(並) 75,000ドン 441円
東京ラーメン 79,000ドン 464円
カレー(並) 59,000ドン 347円
サーモン丼 99,000ドン 582円

店員さんは英語が堪能で、外国人客としても注文しやすい印象を受けました。

四川風インゲン牛丼

インゲン豆をトッピングした牛丼は、日本にはないベトナム限定メニューです。インゲン豆は麻辣風の辛い味付けがされており、ご飯は日本のジャポニカ米に近い丸みのある米が使われています。

東京ラーメン

すき家のラーメンは、日本では見かけない珍しいメニューです。具材はチャーシュー、メンマ、煮卵、海苔などがのっており、スープは醤油ベースの背脂スープでした。

しかし、麺はベトナムで一般的な鍋用の乾麺を使用しているようで、ラーメン特有の卵麺の旨味が感じられず、少し物足りなさを感じました。また、スープがやや甘めで、南部ベトナム人向けにアレンジされている印象でした。個人的には、「東京ラーメン」よりも「サイゴン・ラーメン」と名付けた方が適切ではないかと感じました。

調味料と紅生姜

すき家のテーブルには、チリソース、七味、紅生姜が自由に使えるようになっています。紅生姜は日本のものよりも酸味が強く、色もややピンクがかっているため、日本のすき家の紅生姜とは少し異なる印象でした。

まとめ

ホーチミン市内で日本の牛丼を食べられるのは嬉しいですが、ラーメンに関しては、日本のクオリティを期待すると少しがっかりするかもしれません。ただし、牛丼自体は美味しく、トッピングのバリエーションも豊富なので、日本食が恋しくなった時にはおすすめできるお店です。すき家がベトナムでさらに発展し、多くの人に愛される存在になっていくことを期待しています!

店舗情報

店名: Cơm Nhật Sukiya – Pasteur
住所: 224C Pasteur, Phường 6, Quận 3, ホーチミン市
営業時間: 月曜日~日曜日 8:00 – 21:30
提供サービス: 店内飲食, テイクアウト

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