みなさん、こんにちは。今回は、ホーチミンにある日本の牛丼チェーン「吉野家」についてご紹介します。日本では庶民的な牛丼チェーンとして親しまれている吉野家ですが、ホーチミンでは少し異なる展開を見せています。その様子を実際に訪れて確かめてきました!
ホーチミンの吉野家はどこにある?
今回訪れたのは、ホーチミン市1区の「レタントン」エリアにある吉野家。レタントンは、日本食レストランや日本人向けの店舗が多く集まるエリアで、まさに“ホーチミンの日本人街”といった雰囲気です。
お店はビルの3階にあり、2階には日本のカレー専門店「CoCo壱番屋」が入っています。ベトナムの吉野家は2025年1月時点でホーチミン市内に3店舗を展開しており、大晦日と元日は休業していました。
店内の様子とメニュー
店内は、木材がふんだんに使われた内装で、まるで和食レストランのような落ち着いた雰囲気。座席はテーブル席のみで、日本の吉野家のようなカウンター席は見当たりませんでした。
途中、店内の電気が消えてしまうハプニングもありましたが、窓際の席に移動して無事に食事を楽しみました。
メニューには、定番の牛丼をはじめ、唐揚げ丼、うな重、定食、鍋などが並び、日本の吉野家に近い印象です。ただし、全体的に価格は日本より高めで、高級路線を意識していることが伝わってきました。
VAT8%抜き価格
メニュー | ベトナムドン |
牛丼(R) | 68,000 |
牛丼(L) | 85,000 |
鰻重 | 218,000 |
海老カツ重 | 138,000 |
あぶり鍋 焼肉&チーズ | 95,000 |
スペシャル定食 | 135,000 |
鍋 すき焼き | 138,000 |
ドリンクバー | 29,000 |
注文したメニューと味の感想
今回注文したのは、「炙りチーズ焼肉丼」です。カルビの上にチーズがのっていて、それをさらに炙るというスタイルのメニューで、日本の吉野家にはないユニークな一品です。ベトナムではチーズが高価なため、これだけたっぷりと使われているのは贅沢に感じます。
味のほうは、カルビには焼肉のタレのような味付けがされており、チーズの濃厚な風味とよく合います。ただし、肉は日本の牛肉と比べると少しスジが多く、やや硬めの食感でした。チーズはピザミックスのような味わいで、お子さんでも楽しめると思います。
ベトナムでの吉野家の展開
実は、吉野家は2015年に一度ベトナムに進出しましたが、その後撤退しています。その後、2020年にベトナム企業とフランチャイズ契約を結び、再進出を果たしました。現在の吉野家は、日本と比べると高級路線で運営されており、庶民的な牛丼チェーンというよりも「和食レストラン」としての立ち位置に近い印象を受けます。
今後の吉野家に期待すること
日本とベトナムの吉野家を比較すると、最もギャップが大きいチェーンの一つだと感じました。もし今後も高級路線を貫くのであれば、既存の牛丼だけでなく、ベトナムの食文化に合わせた新メニューの開発も必要ではないでしょうか。例えば、ベトナムのローカルな味付けを取り入れたブンボー風牛丼や、ヘルシー志向の鍋メニューなどがあれば、現地の人にも受け入れられやすくなるかもしれません。
ベトナム人にとって、食事と野菜は切っては切れない食文化の一つですからね。今後の新メニューに期待しつつ、また機会があれば訪れてみたいと思います。ごちそうさまでした!
店舗情報
店名: Nhà hàng Yoshinoya – Lý Tự Trọng
住所: 13 Lý Tự Trọng, Bến Nghé, Quận 1, ホーチミン市 (Wasyoku Garden building内)
営業時間: 月曜日~日曜日 10:00 – 22:00
提供サービス: 店内飲食, テイクアウト
連絡先: +84 28 7303 7771
公式サイト: yoshinoya.vn