ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム学部一年生が前期で使う教科書

いよいよ始まったベトナムでの大学生活。ベトナム学部一年生の前期では、どんな教科書を使って、どんな勉強していくのか?始業式の様子も併せて、レポートしていきます。

シンチャオ!あらふね(instagram@365viet)です。さて今回は、ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム学部の2022年入学生の教科書・授業内容・生徒数についてをまとめていきたいと思っています。なお、ホーチミン市人文社会科学大学は、英語の省略形としてUSSH(University of Social Sciences and Humanities)と書くことが多いですが、日常的な会話の中ではTrường Đại học Nhân văn、日本語で言う「人文大学」と言うことが多いです。

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2022年入学生について

カリキュラム

ベトナム学部1年生は、全員が同じカリキュラムを同じ教室で履修します。よって、大学というよりは、専門学校の雰囲気に近いと思います。授業数は、週4日(月火木金)・1日4コマ・1コマ50分間です。授業の時間帯が午前か午後かは、学期?学年?によって変わったり変わらなかったりするそうです。あらふねは現在、午後(13:00〜15:05・15:15〜17:20)の授業を受けています。

生徒数

入学許可を受けた生徒は、全員で17名と聞いています。まだ入学手続きをしていない・ベトナムに入国できていない生徒がいる為、これから減る可能性もあります。国籍の割合は、日本人3名・韓国人13名・台湾人1名です。基本的には全員が一つの教室で、同じカリキュラムを履修します。クラス内に1名の学級委員もいます。2022年入学生の学級委員は、19歳の韓国人女性です。写真は、10月13日の学部全体の始業式の様子です。一番右には(モザイクしてますが)同大学の大学院に入学されたあの方が!

授業について

レベルと試験

先生によって、教え方も生徒に求めるレベルも違います。入学条件はベトナム語能力検定A2レベルですが、B1はあった方が解説される内容の理解が深まると思います。各科目ともに中間と期末試験があって、大体の先生が50%以上の成績を取れないと再履修と言っていました。出席率については、先生によって考え方が違うようですが、基本的には事前に欠席の連絡をしていれば、問題ないようです。一番厳しい先生は、2回以上無断欠席したら再履修と言ってました。また、先輩に聞いた話だと出席率に関係なく中間と期末試験を受けないと確実に再履修になるそうです。

ライティング

先生はクラスの担任でもあるThầy Phươngです。ザ・南部人といった雰囲気で、とても大らかな性格です。4科目の中で、一番マイルドな授業内容です。一課の作文のお題は「Hãy viết về ngồi nhà bạn đang ở hoặc ngôi nhà bạn yêu mến nhất.」ですので、よかったら挑戦してみて下さい。

スピーキング

先生はベトナム学部の学部長のCô Mai Nhânです。ハキハキとした物言いで、正直みんなびびってます。テキストは使用しない方針で、パワーポイントを使って説明してくれます。初回の授業で「はい、彼が何をしているか説明して!」と指されてしまい「医療センターで研究しています。」と答えたら「いいえ、研究所で実験してるが正解です。」と言われて、撃沈しました。

リスニング

先生はThây côngです。あらふねは、リスニングが苦手なので、4教科の中で最も力を入れています。こちらの教科書は125項目の音源付きで、それらを聞いて解答を導いていくという授業内容です。ベトナム語の南部弁学習者(初級から中級)には、とてもおすすめです。USSHのベトナム語センターで購入可能ですので、ご旅行の際に購入してみてはいかがでしょうか?

リーディング

先生はCô Phươngです。早口ですが、相互扶助のグループレッスンなので、授業中に母国語を使ってもいいし、みんな伸び伸びと勉強しています。たまたま声を掛けて同じグループになったクラスメイトが優秀過ぎて、話を聞いたら「今、4年生で諸事情でリーディングだけ再履修してる。」と言ってました。自分もあれくらい話せるようになりたいと思いました。そういった諸先輩方から刺激をもらえるのも、大学ならではだと思っています。

ベトナム語センターとの比較

あらふねは現在、午前中に週5日・2コマのI4レベル(Sách 4の後半)のグループレッスンも受けています。そもそもベトナム語センターとベトナム学部は、使用する教科書自体が違いますが、教科書の難易度自体は大差ないように感じます。あらふねが思う最も大きな違いは、ベトナム語センターは主に文法に重きを置いているように感じます。

まとめ

いよいよ10月3日に始まった大学生活。あらふね以外は、みんな10〜20代なのでとてもエネルギッシュです。大学入学はあくまで通過点だと思っていますが、向こう数年間のベトナム留学の基盤になることは間違いないので、いいスタートが切れて一安心しています。これからもクラスメイトと一緒に切磋琢磨していきたいと思います。

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