シンチャオ!高級ホテルの月餅は完成度も価格もハイクラスですが、正直「毎回あの値段は出せない」というのが本音じゃないでしょうか。ここからは、Takashimaya(サイゴンセンター)やコープマート、専門ディストリビューター経由で手に入る、地に足のついたブランドを5つ紹介します。値段は日常使いの手土産にちょうどいい水準です。
Kinh Đô(キンドー)
ベトナム最大手の製菓ブランドで、コンビニからCoopmart、Takashimayaまでどこでも見かける安心感No.1。定番の2個入りが129,000〜255,000VND(約760〜1,500円)、上位ラインの「Trăng Vàng(黄金の月)」シリーズなら600,000〜1,300,000VND(約3,530〜7,650円)まで幅広い。とりあえず「これ買っとけば間違いない」的なポジションで、贈る相手を選ばないのが最大の強みです。

Givral(ジブラル)
1950年創業、サイゴンの老舗洋菓子店発のブランド。フランス菓子文化とベトナムの伝統を掛け合わせた味付けが特徴で、月餅というより”上品な焼き菓子”に近い印象を受けます。1個あたり145,000〜202,000VND(約850〜1,190円)、箱は2個・4個・6個入りから選べて、烏龍茶のティーバッグが付属するのがGivralらしい心配り。ちょっと洒落た手土産にしたいときはここ。

Bibica(ビビカ)
蓮の花や孔雀、牡丹といった東洋的な吉祥モチーフを箱デザインに取り入れているのが特徴で、「贈答用として恥ずかしくない見た目」を重視するならBibicaが有力候補です。伝統と現代デザインの融合をテーマに毎年コレクションを刷新している、老舗ながらモダン志向のブランド。値段の割に箱の見栄えがいいので、コスパ重視派に刺さりそうです。
Brodard(ブロダール)
こちらも1948年創業のサイゴン発の老舗。CQ Martなどのデパ地下・専門ディストリビューター経由でよく見かける、法人向けにも強いブランドです。派手さより「安定した美味しさ」で選ばれるタイプで、伝統的な五仁餡や蓮の実餡のクオリティに定評があります。取引先の年配層には、こういう堅実な老舗ブランドのほうが実は好印象だったりします。
Như Lan(ニューラン)
ベン・タイン市場近くに本店を構える老舗パン・ケーキ店で、地元ホーチミン市民からの支持が厚いローカルブランドです。ホテル系や大手メーカーに比べると価格は控えめで、気取らない普段使いの手土産として渡しやすいのが強み。「いかにもベトナムらしさ」を出したいギフトには、こういうローカル感のあるブランドが意外と喜ばれます。
まとめ

ホテル系が「格」で選ぶ月餅だとしたら、こちらの5ブランドは「関係性の近さ」で選ぶ月餅です。役員クラスにはKinh ĐôやGivralの上位ライン、同僚や親しい取引先にはBibicaやBrodard、ローカルな雰囲気を楽しんでほしい相手にはNhư Lan、というふうに使い分けると、贈答マナーとしても実務的にも収まりがいいと思います。


