ホーチミン市内のローカル病院で救急扱いの検査して尿管結石だった話

食中毒?胃腸炎?盲腸?急な腹痛に襲われて、ベトナムのホーチミン市内の私立病院に行った結果、尿管結石でした。受付から診察、検査、医療費までを詳しく解説します。

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突然の左腹部の激痛

土曜の夜

土曜の夜、ベッドの上でウトウトしていたら、急な腹痛で目が覚めました。あらふね(instagram@365viet)は、これまでガンの手術や自転車事故による顔面強打など、様々な苦行を乗り越えてきました。しかし、それらとは比べものにならないくらい途方もない痛みでした。部位としては、ヘソの真横らへん(お腹を抑えているのは左手)です。脂汗をダラダラとかきながら、痛み止めのロキソニン60mgを飲んで、しばらく様子を見ました。すると、2時間後ようやく痛みが落ち着き、再び眠りに付くことができました。

水曜の早朝

食中毒?胃腸炎?盲腸?などの病気を疑いながら、痛み止め薬を飲んで、どうにかいつも通りの生活をしていました。火曜は、友人の卒業式のお祝いにも駆け付けることができました。通常、食中毒や胃腸炎だったら、3日間もすれば回復していくはずなのですが、5日目の水曜の早朝にまたあの痛みに襲われました。これはもう自力で治る病気じゃないと覚悟を決めて病院へ行こうと決めました。

ベトナムの病院はピンキリ

なぜここまで病院へ行くことを躊躇していたかと言うと、ベトナムの医療体制がやや複雑だからです。日本では、おおよその医療費と言うのは全国で統一されていますよね。ベトナムの医療体制は、3本柱になっていて、①ベトナム系の公立病院・②ベトナム系の私立病院・③(日系を含む)海外系の私立病院です。

日本人のあらふねが最も安心して検査を受けられるのは、日系の私立病院です。しかし、医療費が不明瞭なので、検査や診察が終わって、会計時に「診察料は10万円です。」と言われても、交渉の余地がありません。そこで、ネット上でホーチミン市内の医療費に関する情報収集に励んだのですが、具体的な金額がわからなかったので「日系の私立病院には行きたくねぇーな。」と思っていました。

Hoan My Saigon Hospitalについて

外国人OKで、早朝に開院してる病院

ベトナム人の友人に「外国人も診察OK」「早朝から開院してる病院」を探してほしいと相談した結果、2つの候補を挙げてくれました。

Bệnh viện Đa khoa Quốc tế Vinmec Central Park(ビンメック国際総合病院)
Bệnh viện Đa Khoa Hoàn Mỹ Sài Gòn(ホアンミーサイゴン病院)

比較的に自宅から近いホアンミーサイゴン病院へ行くことにしました。尚、ビンメック国際総合病院は、ベトナムの不動産会社「ビングループ社」傘下の国際病院です。24時間診察が可能なようなので、夜の時間帯だったら択一になっていたと思われます。

ベトナムホーチミン市のローカル病院

Bệnh viện Đa Khoa Hoàn Mỹ Sài Gòn(ホアンミーサイゴン病院)は、ホーチミン市内の私立病院です。圧倒的にベトナム人の利用が多く、あらふねが滞在していた3時間で外国人らしき人は一人も見掛けませんでした。朝7時から夕方4時まで診察が可能です。救急搬送専用の通路もあったので、もしかしたら24時間受付可能かもしれません。(確認中)

[住所] 60-60A Phan Xích Long, Phường 1, Phú Nhuận, Thành phố Hồ Chí Minh
[電話番号] 028-3990-2468

Google Maps

尿管結石の検査内容

受付は通常扱いか?救急扱いか?

痛みが引いている場合は、通常扱いの受付で問題ないと思いますが、救急扱いだと様々なメリットがあります。まず、検査・診察の優先度が高くなり、検査の結果を早く知り得ます。それに加えて、ベッドの上で横になった状態で検査結果を待つことができるので、精神的にかなり楽です。しかも、病院内は無料のWi-Fiが使えますので、待ち時間にTikTokを観てる人・テレビ電話を掛けている人もいました。但し、救急扱いは500,000ドン(=3,051.07円)の追加料金がかかりますので、その点は注意が必要です。

パスポートは(たぶん)必須

通常でも救急でも、受付で手続きする際に、パスポートを確認されます。これは、ベトナムに住む外国人の宿命ですので、必ず持参するようにしましょう。また、クレジットカードも念の為に持って行った方が安心です。個人的に持って行ってよかったと思ったものは、待ち時間が意外と長くなる可能性がありますので、スマホ用のモバイルバッテリーとポカリなどのスポーツドリンクです。

検査内容は日本とほぼ同じ

まず、痛み止めの点滴を打ってもらえました。その後、医師から「いつから、どこが痛むか?」「下痢をしてるか?」「吐き気はあるか?」とベトナム語での問診を受けました。あらふねの担当医は、スマホのGoogle翻訳画面を渡したら、嫌な顔せずにわからない単語を入力してくれました。その後、血液・心臓・エコー・尿検査をした結果、医師から「4mmの尿管結石」と告げられました。尿管結石の処方薬もその場でもらえましたし、受付から3時間かからない位で結果がわかったので、とても助かりました。

医療費

今回、尿管結石の検査の為にかかった医療費は2,742,125ドン(=16,732.84円)でした。高いか安いかは、人によって見解が分かれると思いますが、今後に繋がる貴重な経験だったと考えば、納得できる金額かな?と思っています。尚、友人の話によると、日本で尿管結石で緊急搬送されても、3割負担の医療費は16,000円程度かかるそうです。

まとめ

点滴をしてる写真をインスタに突然アップしてしまったので、ご心配をお掛けしてしまい、申し訳ございませんでした。写真の通り、現在は貝料理をモリモリ食べられる程に元気になりました。無事に尿管結石の排石も済んで、日常生活の尊さを噛み締めています。この記事がホーチミン市内で腹痛に苦しむどなたかのお役に立てれば嬉しいです。想像していた以上に、ベトナムの病院は快適でした。皆様も暴飲暴食にはご注意を。最後まで読んで下さって、有難うございました。

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