人文社会科学大学ベトナム学部一年生の後期の授業について

前期の成績の発表・後期の授業内容・学生ビザについてまとめました。今後、4年制の大学生として、ベトナム留学を考えている方の参考になれば幸いです。

シンチャオ!あらふね(instagram@365viet)です。さて今回は、ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム学部の一年生の後期の授業について、まとめていきたいと思っています。

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前期の成績について

前期のカリキュラムのおさらい

前期は、中級のベトナム語4科目を履修しました。本科生のベトナム語の授業は、先生によってかなり偏りがある印象です。親身に生徒のことを考えてくれる先生もいれば、ぶっちゃけろくでもない先生もいます。生徒も「絶対にベトナム語をマスターしたい。」という熱心な生徒もいれば「親の仕事の都合でベトナムに住んでるから、卒業さえできればいい。」という少し冷めた考えの生徒もいます。皮肉なことに後者の方が成績は良かったりします。個人的には、あまり満足のいく授業ではなかったけど、大いに知見が広がる前期の授業でした。そして、2023年1月12・13日の期末試験をもって前期の授業は修了となりました。

前期の成績発表

2023年3月1日にクラスメイトから「成績発表されたよ!」とZalo(ベトナムのLINEのようなアプリ)がきて、上記の成績表をウェブサイトで確認しました。大学側からの公式なアナウンスはないようです。期末試験から45日が過ぎた頃に発表される試験結果。だいぶ時間がかかるなという印象です。あらふねの成績は、クラス内の中の上くらいのレベルではないかな?と自負しています。クラスメイトの韓国人は残念ながら、D評価があったのでその科目だけ再履修となります。成績の付け方も先生によってかなり個人差があるように思いました。

後期の授業について

授業時間の変更

こちらがベトナム学部一年生の後期のカリキュラムです。学部のオフィスの担当者からZaloでサラっと送られてきます。前期の授業時間は午後1:00〜5:20まででしたが、後期は朝7:40〜12:00までに変更となりました。これまで午前中に復習・予習をしてきたので、生活リズムが合わずに苦戦中です。7区に住んでいるクラスメイトも、渋滞を心配しないといけないので苦労しているようです。実際、渋滞で度々遅刻してくる姿を見ると心が痛くなります。

授業内容と教科書について

リーディング

教科書は使用していません。先生のオリジナルの文章を読解していきます。先生は「リーディングは授業より、自宅学習の時間が大切。」という考え方らしく、週末にどっさりと課題が送られてきます。個人的には、授業中に完結してもらえないかな?と思っています。

リスニング

4科目中、唯一教科書を購入しました。また、4科目中、唯一前期から変更がない先生でした。かなり手強い、というかザ・先生という威厳を持ち合わせた方なので、しっかり予習をしてから授業に挑むようしています。

スピーキング

ベトナムを勉強し始めた時の先生が担当してくれています。新聞から引用した文章を用いて、毎回別の生徒が授業を進めていくというスタイルの授業です。時事ネタなので、個人的には一番為になっているかな?と思っています。

ライティング

ライティングの授業は、先生は変わりましたが、前期と同じ教科書を使用しています。ですので、先生によって、こうも教え方に差が出るものか?と少し困惑しています。後期の授業中は、ただひらすら(ライティングの)先生の説明を聞いているだけです。

授業料について

授業料は、大学側に確認したら「まだ発表されてない。」とのことでした。この記事を書いている3月中旬現在も未納、というか大学側から未請求な状態です。

学生ビザについて

必要書類

学生ビザの更新は、生徒によって個人差(ビザの種類・ビザの期間)があるので、大学側からの更新に関する喚起はありません。ビザが失効してしまう一ヶ月前を目安に生徒からベトナム学部のオフィスに連絡します。

学生ビザの申請時に必要な書類は、パスポート・Hóa đơn học phí(学費の領収書)・Sổ tạm trú(居住証明書)・Ảnh 4×6cm(写真)の4点です。あらふねの場合は、Sổ tạm trúの件でアパートの管理人とモメたので、申請までかなり時間がかかってしまいました。Sổ tạm trúは、Google翻訳だと「宿泊窓口」と翻訳されていますが、家主が警察署に届け出る「居住証明書」のようなものです。(税金の関係で)家主がこれを発行したくないと言い出したので、アパートの管理人の提案で一時的に別の物件に避難して、避難先の住所でSổ tạm trúを発行してもらいました。なぜか避難先の家主から手数料200,000ドンを請求されましたが、年に一回だけの経費だと思って諦めました。尚、クラスメイトは手数料に800.000ドンも請求されて、引っ越したと言っていました。

申請方法

必要書類4点を揃えて、ベトナム学部のオフィスで申請します。申請書を発行してもらって、B001の学生課に持っていきます。申請書にサインと印を押してもらって、B005の会計課でビザ代を支払えば申請完了です。ビザ代は、360日間のマルチの学生ビザで3,750,000ドンでした。おおよそ、2週間後に新規の学生ビザが貼られたパスポートを会計課で受理できます。尚、更新の場合には、日本大使館や海外のベトナム大使館などに行く必要はありません。

申請時の注意

あらふねの場合、およそ一ヶ月間も他人にパスポートを預けた状態となりました。よって、その間はちょっとした旅行や帰国もしづらくなります。ビザが切れる前後は、海外へ行く計画は控えましょう

まとめ

いかがでしたでしょうか?比較的に安価で、安定した学習環境でベトナム語を勉強できるので、個人的には人文社会科学大学ベトナム学部の正規留学はおすすめです。同大学のベトナム語センターのグループクラス・プライベートクラスの受講者でも学生ビザは取得可能です。しかし、学費が高い上に、グループクラスがスケジュール通りに開講されるか不確定ですし、半年更新のシングルビザしか取得できません。

もし、ホーチミン市人文社会科学大学ベトナム学部に入学しようとお考えでしたら、そろそろ準備を始めるべき頃合いだと思います。入学のチャンスは年に一度しかありませんので、くれぐれもチャンスを逃さないようにご注意下さいね。ヘンガップライ!

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