日本から直行便が就航しているベトナムの三つの都市、ハノイ・ホーチミンシティ・ダナンを比較してみました。人口・経済について、まとめています。
人口の比較
ハノイ | ホーチミンシティ | ダナン | |
人口(2019年) | 8,053,663 | 8,992,688 | 1,231,000 |
面積 km | 3,358.90 | 2,061.04 | 1,284.90 |
人口密度 | 2,398 | 4,363 | 958 |
備考 | ベトナムの首都 | ベトナム最大都市 | 中部最大都市 |
参照:https://vi.wikipedia.org/(外部リンク)
2019年のデータでは、ハノイとホーチミンシティの人口差は約94万人となっています。単に人口の数字だけで比較すると、ハノイもホーチミンシティも大差がないと言うことがわかります。しかし、人口密度を比較した場合、その差は歴然です。ハノイの人口密度を1とした場合、ホーチミンシティの人口密度はおよそ1.80倍となります。よって、ホーチミンシティはベトナムで最も人が密集している市と言うことになります。一方、ダナンは人口密度が1000前後ですので、日本の福岡県に近い数値となります。そう聞くと日本人としても、バランスの取れた都市と言う印象を受けます。
経済の比較
ハノイ | ホーチミンシティ | ダナン | |
GDP 10億VND (2018年) |
706,495 | 1,331,440 | 90,023 |
一人当たりのGDP | 93.94 | 154.84 | 83.16 |
人口を比較しても大差がなったハノイとホーチミンシティですが、なぜホーチミンシティは、ベトナム最大都市と言われるのでしょうか?その理由は、経済を比較するとよく分かります。2018年のハノイの一人当たりのGDPの数値を1とすると、ホーチミンシティはおよそ1.65倍となります。ですから、ベトナムで最も経済規模が大きい都市はホーチミンシティとなり、ベトナムの最大都市と言われています。一方、ハノイは政治の中心と言われています。この点は、最大都市の上海・政治の中心の北京と言われる中国によく似ていますね。
南北両都市出身のベトナム人に双方についてどう思うか?と話を聞くと、確実に意見が対立するので、あまり触れないようにしています。ただ、ダナンは両都市出身のベトナム人から好かれているように思えます。ダナンは人口が少ない割には一人当たりのGDPが比較的に高いので、今後大きく発展していくかもしれませんね。